ABS は Value Maritime の二酸化炭素回収システムを承認します

Nov 22, 2023

船級協会 ABS は、バリュー マリタイム (VM) に対し、外航船舶に搭載する炭素回収システムについて原則承認 (AIP) を付与しました。

Filtree システムは、硫黄と粒子状物質の 99% をろ過するプレハブ式ガス洗浄システムです。 これには、バッテリーコンテナに搭載された CO2 を回収するカーボン回収モジュールが含まれています。

AiPは、バリュー・マリタイムの二酸化炭素回収システムが船舶の建造と分類に関するABSの規則と船内CCSの要件に準拠していることを確認した。

バリュー・マリタイムの CCS 技術により、船舶は CO2 排出量の最大 40% を回収できると期待されており、将来的には 90% を超える可能性があります。

「船上の二酸化炭素回収は、業界がネットゼロを目指す上で重要な技術です。 私たちは、クライアントに市場でより多くの選択肢を提供する Value Maritime の Filtree システムのような革新的なアイデアをサポートするために自分たちの経験を活用できることを誇りに思っています。 Filtree システムは、ABS の二酸化炭素回収要件に従っており、海上でのこの技術の導入を大幅に進めることを約束します。」ジョン・マクドナルド、ABS執行副社長兼最高執行責任者。

「船上での二酸化炭素回収は、私たちにとって常に理にかなっています。 私たちはそれを実現する最も効率的な方法を見つけ出す必要がありました。 当社の二酸化炭素回収システムに対する ABS の原則承認のおかげで、当社の最新のグリーン技術を既存の船舶および新造船市場と共有できるようになりました。」クリスチャン・ナイスト、共同創設者兼取締役 – Value Maritime は述べています。

同社によれば、Filtree システムはすでに既存の船舶の 20 隻以上に導入されています。

このシステムは、BG Freight Lineが運航するNordicの新造コンテナ船に設置される予定で、モジュール式CO2回収・貯蔵システムも追加で搭載されます。

この技術は、排気ガスから CO2 を回収し、それを「CO2 バッテリー」の充電に使用し、そこで貯蔵して陸上に輸送します。

陸上では、CO2 は農業産業などで使用するために排出され、その後バッテリーは再充電のために船に戻されるため、100% 循環型ソリューションとなります。

2週間前、シンガポールに本拠を置く船舶管理会社イースタン・パシフィック・シッピング（EPS）は、オランダ・ロッテルダムの管理船舶M/Tパシフィック・コバルトへのバリュー・マリタイムのFiltreeシステムの設置を完了した。

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